宝石鑑定書の読み方と、オススメする鑑定機関。
こんばんは。今日はパッとしない天気でしたね...。
ただ明日から回復に向かうそうなので、日曜日は雨に降られることなく過ごせそう。
明日から2月。んんん~毎日過ぎていくのが異様に早く感じます(^^;
今日は宝石の卸屋さん・M原さんが来店。相当昔からお世話になっている業者さん。
こんな時期ではありますが、金プラチナからダイヤモンドまで相場が安くなっているので
積極的に仕入れをするようにしています。1ヶ月に1~2回は新しい商品が並ばないと
面白くありませんもんね~。今回仕入れた中でオススメする特価商品はこちら!!!
「K18WG ブルートルマリン・ダイヤピアス」。実はパライバトルマリンとして仕入れを
しましたが、色的にパライバか微妙なところの品でして、当店はブルートルマリンとして
販売することにします。ペアで、0.50~0.60ctくらいのトルマリンと0.12ctのダイヤを
使ったピアス。プレゼントとしても喜ばれるのではないでしょうか?かわいいです(^^
お値段は3セット限定プライス!¥13,800-にて店頭販売させていただきます。
通販の場合は申し訳ございませんが、送料+代引き手数料を700円頂戴いたします。
1つ石のダイヤモンドを購入するとき、「グレーディングレポート」が付属しているのは
皆さんもご存じのことと思います。では、どうやってみたら良いんだろう???
査定の時に質屋さんって何を見て判断しているんだろう???そんな疑問に今日は
お答えしようと思います。鑑定機関は本当にたくさんありますが、我々の業界で最も
信頼性が高いとされるのは「中央宝石研究所」さんと「AGTジェムラボラトリー」さん、
カラーストーンは「全国宝石学協会」さんとされています。「中央宝石研究所」さん
発行の最新グレーディングレポートを用意しました。これで説明したいと思います。
1)カット・形状と寸法
ダイヤモンドの形状を記載しています。代表的なものは、ラウンドブリリアントカット、
ペアシェイプカット、マーキーズカット、オーバルカット、ハートシェイプカット、
エメラルドカットなどがあります。寸法はダイヤの外寸(最大・最小)と深さを自動で
計測する装置を使って測定したものが記載されています。
2)重量
ダイヤモンドの重さです。単位は「CARAT(カラット)」が使われています。
何カラットとか何キャラとか言われるのはこれ!重さに比例して大きくなります。
3)カラーの等級
Dから始まりZまでの記号を用いて、黄色の色調の微妙な違いを評価しています。
一般的に純粋無色なものをDカラーとして順に黄色くなっていきます。ちなみに
これらの他にピンク、ブルー、パープル、グリーン、オレンジ、ブラウンなどの色を
持ったファンシーカラーと呼ばれるものは、別の分類評価をされます。最近では
ブラウンやブラックという色も宝石として扱われるようになっていますね~。
色の起源は、天然の場合は天然。他には放射線など人工的に着色されたもの
などがあります。天然以外はマイナス査定になると考えて良いでしょう。
4)クラリティの等級
研磨されたダイヤモンドを10倍に拡大して、インクルージョンの有無や大きさ、
その性質や位置、数、色総合的に判断すた評価です。インクルージョンとは、
ダイヤモンドが生まれる際に中に入った天然の内包物などを指します。一般的に
「傷がある」というのはこのこと。それらが見えるかどうかで分類しています。
FLとIFは全く見えない。このグレードの石は、超稀少で滅多にお目にかかれません。
VVSクラスは10倍の顕微鏡でかろうじて見えるもの。世間一般では、このクラスが
最高と評価されます。VSクラス、SIクラスとインクルージョンの大きさや位置によって
グレードが下がるのですが、Iクラスは肉眼でインクルージョンが確認できるもの。
立て爪などの1個石で使われるのはI1くらいまで。I2になると見た目が悪いです(^^;
I3はインクルージョンで真っ白。宝石として使えるのか?といった感じになります。
5)カットの等級
一見完璧にカットされていそうなダイヤモンドですが、原石を研磨する段階で最大限
大きくカットできるようにしたりする都合など、全てが完璧という訳ではありません。
ダイヤモンドの輝きは、上面から入った光がダイヤの中を反射して、また上面に戻る
のに最良とされる角度や寸法が大きく関係します。それに限りなく近いものから順番に
エクセレント、ベリーグッド、グッド、フェアー、プアーと5段階に分けられています。
実寸の話になると、書く僕も面倒なので割愛させていただいて...単純にグッド以下になると
減点が大きくなると考えていただければいいと思います。またカットの仕方によって
ガードルが分厚いもの、また奥行きの寸法が基準より大きいものは注意が必要です。
例えば1カラットのダイヤが2つあったとしましょう。一方は標準サイズのダイヤモンド、
もう一方は奥行きの寸法が大きいダイヤ。どちらも同じ1カラットですが、上面から
見ると...後者の方が小さく見える。そうなんです!奥行きが大きい分、上面から見た
直径が小さくなるんですね。1カラットの表示なのに、見た感じは0.8カラット...同時に
カタチが崩れているので輝きも半減。これが一番大きな減点になります!!!
その下にある仕上げの項目は、カットの等級と同じように考えていただければOK。
6)蛍光性
蛍光性は、ブラックライトに当たったときに出る色のことを言います。None(全くなし)、
Faint(かすかに)、Medium Blue(中程度の青蛍光)、Strong Blue(強い青蛍光)、
Very Strong Blue(非常に強い青蛍光)の5段階に分けられます。殆どのものが青い
蛍光を出すんですが、ごく稀に違う色が出ることも。基本的に蛍光が強くなるほど、
減点になりますが良いこともあるんです。洗濯洗剤で蛍光性を持ったものがあるのを
ご存じでしょうか?これって実は黄ばんだシャツを白く見せる作用があるんですよ。
人間の目の錯覚を上手に利用しているわけです。これと同じ作用がダイヤモンドにも
ありまして、実際のカラー等級の割に白く見える...な~んて特典があったりして(笑
逆にカラーグレードが絶対に高いと思っていたのに、実際にグレーディングレポートを
作成してもらったら"あれれ?蛍光が強かったのね...。"なんてことも稀にある訳です。
駆け足で簡単にまとめてみましたが、いかがでしょうか???
いろいろと綺麗なダイヤモンドの条件はあるのですが、これらの評価は石の個性です。
完璧でなくても気に入ったものが自分にとって最高のもの。決してその価値を否定する
材料ではなく、あくまでもその個性を知っておこうというのがレポートなんです。
「うちのやつあかんわぁ~」なんて言わず、愛着を持って接してあげてくださいね☆
あっという間の1週間。明日1日は当店の定休日です。
今週も多くのお客様にご来店いただけたことを感謝いたします m(_ _)m
それでは参考までに「1月31日(土)の地金買取価格」をお知らせいたします。
ブログ更新は夕方以降です。更新されていない場合は、電話にて金額をお問い合わせください。
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